hirokki13のノート

英語論文抄読のまとめ

TKA術後線維症の関節内視鏡アプローチのフォロー

Total knee arthroplasty fibrosis following arthroscopic intervention

Ann Transl Med. 2017 Dec; 5

 

TKA術前に関節鏡を行なった40名とそうでない症例を対象に滑膜と脂肪体の組織を切り取り病理学的に評価を実施した.

評価内容は滑膜の厚さ、細胞性、線維組織の量を測定

 

先に関節鏡を行なった症例はそうでない症例と比べて有意に滑膜肥厚がみられた(97.5%vs62.5%)

細胞性も関節鏡先行例において有意に増加がみられた(60.0%vs0%)

線維組織の量も同様に増加がみられた(95%vs62.5%)

 

関節鏡術は長期間の膜組織の観察結果、先行した関節鏡手術は滑膜肥厚と密度が高くなることがみつかった

組織学的評価として滑膜肥厚、細胞性増加、線維組織増加が存在する可能性があります

 

今後はこの滑膜組織と痛みや機能回復の効果について調べる必要がある

 

[感じたこと]

関節鏡という侵襲が加わることで組織肥厚を助長することが述べられていた。2回の侵襲が原因の一つになるのかな