hirokki13のノート

英語論文抄読のまとめ

膝関節の反応性滑膜炎:関節鏡検査での相関を伴うMR画像所見

Reactive synovitis of the knee joint: MR imaging appearance with arthroscopic correlation

Miriam A.

Skeletal Radiology volume 29, pages577–582(2000)

 

要約

目的

膝関節鏡検査の二次性の反応性滑膜炎を特徴づける標準的な特徴とMR画像所見の検出で配列のルーティーンの評価を行うこと 

デザインと患者

50名の膝の痛みの既往のある治療継続患者で、彼らはMR画像を参照され、引き続いて膝の関節鏡検査を行った。MR画像は滑膜の肥厚や不規則性の中で判断された滑膜炎の出現や存在の評価を行った。滑膜肥厚はMR画像から以下のように分類された:0=normal 1=シグナルの強度が増加した薄いライン 2=葉状体もしくは毛髪様に投影されたシグナル強度の増加と滑液の粒状の出現。標準的な膝画像プロトコールを使用されました。

結果

滑膜炎を抽出するMR画像の感度や特異度、正確性は関節鏡検査と比較して、それぞれに88%,97%,95%となりました。グレード1の滑膜炎はプロトン密度強調像で最も確認され、滑液の相対的な低シグナル強度に拮抗して滑膜のシグナル強度の増加が証明された。グレード2の滑膜炎はプロトロン密度強調像とT2強調画像とFSE法脂肪画像で最もよくみられ、滑液で粒状と毛髪様の線状の出現が明らかにされました。軸方向と矢状面は滑膜炎の診断に最も有益であった。

結論

滑膜異常の程度や存在を明らかにすることに通常のMRの配列は役立ちます。滑膜の病態によって異なるステージで検出することは外傷後の患者の治療の結果を変化させるかもしれないため、重要になるでしょう。

   

《感じたこと》

andや(,)の区切り方が訳すのに難しくいつも悩むところ。英単語が覚えられない。

論文の要約に関しては滑膜炎の状態を分類として定義しており、滑膜炎のMR画像は関節鏡検査と遜色ない評価方法であることが示されていた。実際、MR画像を行う症例が少なく、やはりエコーでも有用性を出していくことが必要ではないかと感じた。