堅いTKAの麻酔下マニュピレーションによる失敗を予測する因子
Prognostic factors that predict failure of manipulation under anesthesia for the stiff total knee arthroplasty: A systematic review
Journal of Orthopaedics
Volume 15, Issue 3, September 2018, Pages 842-846
目的
麻酔下のマニュピレーション(MUA)が不成功となる予後因子を誰も知らない
方法
術後拘縮のマニュピレーションによる予後予測因子調査を行う文献のシステマティックレビュー
結果
マニュピレーションの効果に関連する予後因子を分析する7つの臨床研究が含まれた。
いくつかの研究ではMUA前のROMがMUA後の最終フォロー期間のROMに差が出る因子
となっている。MUA前の屈曲角度が70°未満のものは70°以上のものと比べて屈曲角度が乏しい。
結論
MUA後のROMを減少させる最も強い因子は術前の強い拘縮である
《感じたこと》
TKA以外の場合も同じことが言えるような気がする。一度肥厚すると癒着部を剥がしても伸張性は低下している。肥厚する前に対処する必要がある。