hirokki13のノート

英語論文抄読のまとめ

TKA術後のリハビリテーション:人種の違いはあるのか?

Rehabilitation After Total Knee Arthroplasty: Do Racial Disparities Exist?

 

The Journal of Arthroplasty

Volume 35, Issue 3, March 2020, Pages 683-689

要約

背景

TKA術後の機能的なアウトカムの人種による違いは存在します。これらの違いがリハビリテーションの実施に寄与するかどうかの調査はされていません。

方法

2006年から2013年の間でTKAを行った女性の健康を主導している前向きコホート研究で8349例の登録があり、リハビリテーションの利用はメディケア(米国版医療保険)のデータを通じて決定された。

術後の退院先(家、ナーシングホーム、リハビリテーション施設)、施設滞在期間、訪問理学療法の数、外来理学療法の数を人種のグループ間で比較しました。

結果

ラテンアメリカ系でない黒人女性は身体機能(median score, 65 vs 70)と、より高い能力障害(13.2% vs 6.9%)の可能性が術前のラテンアメリカ系でない白人女性と比べ悪かった。TKA術後、黒人女性は白人女性より退院の可能性が高く(64.3% vs 54.5%),訪問理学療法を受ける可能性が高く(52.6% vs 47.8%),訪問理学療法と外来での理学療法の数が多かった。術後の退院状況による階層別では、訪問理学療法と外来理学療法は人種間で差がなかった。訪問理学療法もしくは外来理学療法の診療報酬に有意差がなかったことは健康や医学の特徴的な理学療法の必要性の重症度の傾向スコアの根拠となった。

結論

リハビリテーションの利用はTKAを受ける白人、黒人の間で一般的に同等であった。術後リハビリテーションサービスの未活用によるエビデンスがなく、リハビリテーションの診療報酬の不公平性の結果がTKA術後の身体機能的アウトカムの違いにならなかった。

 

 

《感想》

なかなか論文抄読を続けても読める気が全くしない。やり方が間違えているのかな。一度方法について勉強し直してみよう。